うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

くそ期待しているシルクの追加募集 その1

先日書いたこの記事について、まずは1頭目。

www.umabanashi.com

 この記事内で、

それほど欲しくはないけど、血統的に超魅力な馬

と書いた馬になるのですが、ずばり

ラッドルチェンドの17 父:ディープインパクト (Danehill Dancer) です。

今年のセレクトセールで、シルクHCが5000万で落札しています。姉2頭がシルクで募集されているのでこの母名になじみのある方も多いと思いますが、まず気になるのが「なぜノーザンが販売してシルクが購入しているのか」という点です。初仔から2年連続でシルクで募集されていて、「今後シルク血統の礎になっていくのかな」と思いきや、仕入れルートが変わっちゃいました。まあ普通に考えると、'セールで思ったより値が付かず、上乗せしてクラブで募集しても問題ない価格で収まってしまった'というところでしょうが、逆にそうなると市場評価的にも狙いにくいですよね(笑)

とまあそんな裏事情は知る由もないですが、一つ確実に言えるのは、血統から見ると、この落札価格がかなり割安だということ。まあ繰り返しになりますが、そうなると出来はどうなんだという話にリンクするのですが…

で、その血統なんですが、ご存じの通り超絶良血

血統表

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 4代母Miesqueに繋がる名牝系で、祖母ラヴズオンリーミーとディープインパクトのカップリングからはリアルスティールが誕生しています。当馬はそこにDanehill Dancerを挟む形となっているのですが、全体の血統構成を見る限りは、すでに成功モデルとなっているリアルスティールよりこちらの方がディープとの親和性が高いと個人的には思っています。ディープ×ダンチヒ系の組み合わせからはジェンティルドンナ、サトノダイヤモンドといった代表産駒が誕生しているのも心強いサンプルです。そもそも姉2頭とは父の格が違いますが、相性の良さも段違いですね。

 

馬体

馬体の写真は主催者のHPに載っているものです。

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 誕生日は4月20日。この馬体がシルクのカタログに、’仮に’一口12万円でラインナップされていたらどうでしょう。悪くはないけど、4万足してピラミマ行きたいな~と僕は思っちゃいますね(笑)遅生まれで仕方ない部分もあるかと思いますが、もうちょっと厚みが欲しいし、トモも筋肉の付きは良いけどやっぱりボリューム不足は否めないですよね。そのほか、全体的に見ても「悪くはないけど、特別良くもないな~」っていう煮え切らない全体の印象です。ただ矛盾するようですけど、個人的には好き目な馬体です。

話は脱線しますが、シルクで募集された姉2頭は両極端な馬体でした。僕としては、リベラメンテの馬体はあまり好きじゃなかったんですよね。逆にコルネットはかなり好きな馬体でした。ただ如何せん体が小さすぎて出資を思いとどまった経緯があります。だからこそコルネットの初戦は注目していたし、それなりにショックはあったのですが…。この馬は姉2頭どちらにも似ていないのでどういう成長曲線を描くでしょうか。

 

と、セールの写真を持ち出して勝手なことを言いましたが、まさか5000万で落札して赤坂でペットにするわけじゃあるまいし、この馬は確実に追加募集に載ってくるはずです。この時の馬体から半年ほど経ってどんな変化を見せてくれるのか楽しみにしたいと思います。

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