悲しいお知らせ
本日の更新で、アンブロジオの次走の鞍上が明らかに。
2018/11/16 <近況>
在厩場所:16日に美浦トレセンへ帰厩
調教内容:
次走予定:12月2日の中山・市川ステークス〔W.ビュイック〕
菊沢隆徳調教師「予定しているレースが近づいてきましたので、16日にこちらへ帰厩させていただきました。問題なければ明日から乗り運動を開始していく予定にしています。なお鞍上は短期免許で来日中のビュイック騎手に依頼しています」
(シルクHCさんより転載許可をいただいております)
別にビュイック騎手が嫌なわけではありません。むしろ’普通なら’これだけの名騎手が乗ってくれることに歓喜すべきところです。しかし、この馬は普通の馬ではないので悲しいのです。「普通の馬ではない」とは、能力が高いといいたいわけではなく、かなり気性的に危ういところがあるという意味です。
1歳時に行った牧場見学でもかなりヤンチャなところを担当の方から指摘されており、未だにパドックでは幼さをのぞかせています。
そんなアンブロジオにとって、これまで3戦続けて乗ってくれていた横山典弘騎手はまさに教育係としてうってつけの存在。レース内容はもとより、レース後コメントで、良いところ、そして課題を明確に指摘してくれ、次に向けての指針を示してくれる。長い目で見てくれているのが出資者としては非常にありがたかったです。
例えば前走(白秋S:2着)後のコメント
横山典弘騎手「よく頑張っていると思いますし、馬は良くなってきているなと感じました。前回乗った時と比べて体の嵌りが良くなってきているように思いますからね。ただ上のクラスで戦っていくためには、もう一回り力を付ける必要があるでしょう。無理せず使っていけばまだ成長しそうな感じがしますから、今後も色々と教えていきながら大事に育ててあげたいですね」
これだけ実績のあるベテランですから心強いのは言うまでもありません。
当然次も乗ってくれるだろう、それどころかアンブロジオの競走馬生において、今後横山騎手以外は乗らないだろうな 、とさえ思っていました。そこに来てこの乗り替わりです。
ビュイック騎手が悲しい理由。それはテン乗りにかなり不安がある馬だということ、そして短期騎手ということで仮に好相性を示してくれても、2度の乗ってもらえない可能性が高いこともありますが、僕としては典さんからコメントをもらえないことが一番残念です。
というのも、今回については勝ち負けはどうでも良いと思っていました。それより、これまで典さんが乗ってくれた4回はすべて左周り・1400m。そして今回はNZTで最下位に敗れた、中山(右回り)・1600m。典さんになってから、以前と比べて成長を感じるとのコメントももらっていましたし、春から成長を遂げ、準OPでも安定した成績を残しているとはいえ、好走しているのはすべて左回りの1400mである今、右回りのマイルでどんなコメントをもらえるのか、そこを一番楽しみにしていたところがあります。
まあ決まったものは仕方がない、というとビュイック騎手ほどの実力派に対して非常に失礼ですが(笑)、こうなったらもう後先は考えず市川Sに一戦入魂。名騎手の力で勝利へと導いてもらいましょう!