うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

レッドベルローズ 11/18(日)衣笠特別 出走

レッドベルローズが衣笠特別に出走します。

本レースは、去年まで7連続で勝ち馬がのちに重賞を勝っている超出世レース。中には16年の勝ち馬ジュールポレールなど、GⅠ馬も含んでいます。
というわけで、これを勝ったら将来がかなり明るくなるわけですが、正直厳しいレースになるのかなという気はしています。

 

これまで、6戦2勝。自己条件では負けておらず、4敗はすべて重賞になります。
簡単にこれまでのレースを振り返ると、

  • 新馬

タイムは平凡だが、新馬特有のスローで流れた後傾ラップ(11.8 - 11.2 - 11.1)を外から差し切った秀逸な内容。3着以下を6馬身離したことからもかなり将来有望かに思えたが、ハナ差2着のエルディアマンテ含め、このレースからベルローズ以外の勝ち上がりは0という、結果的にはかなり低レベルのレースだった。

  • フェアリーS(GⅢ)

出負けして後方2番手からも徐々に押し上げ。プリモシーンマークで直線に向いたが、機動力が足りず、また多少外にも膨れ、差は開く一方。プリモシーンと同じ上がりで追い込むも3着まで。ちなみに4角手前からエビダンス発動。MP4消費。

  • クイーンC(GⅢ)

新馬の勝ち方からこの舞台がベストと思っており、期待していた一戦。またの出負けから、福永Jが新馬のイメージで大外一気を図ったが、坂を上り切ってエンジンがこれからかかるというところでロフティフレーズにアタックされ終戦。悔いが残る一戦。

  • ミモザ賞(500万下)

これまでとはうって代わり、先行策をとる。直線で先頭に立つとそのまま最後まで後続を完封し、1・1/4差の快勝。まさにルメール様様で、中山への対応、脚質の転換と新たな一面が見れたレース。

  • フローラS(GⅡ)

所属の三浦Jが初めて手綱を取った。前走のイメージがあったからか前半は前につけるが、逆に徐々に下がっていき、結局9番手くらいで直線を向く。一瞬突き抜けるかと思ったが、残り200mを切ったあたりから失速していき7着。結構期待していたので残念。ちょっと距離が長かったか。

  • 紫苑(GⅡ)

また三浦。前に壁を作れずちぐはぐな走り。途中口を割っていたり、リズムよく運べなかった。結果は14着と大敗だが、そもそもかなり早い時計の決着で、時計に対応できなかった可能性が高く、力負けの印象。

 

とまあ、重賞では散々たる結果なわけですが、完勝に見えるミモザ賞も、2着のウラヌスチャームは長い直線をフルに使ってギアを上げていくタイプで中山は向かないこと、3着以下もハイヒール、ハトホルこそ勝ち上がっていますが、全体的には低調で、振り返るとそれほど誇れる結果でもないかなと思っています。それより前走、前々走は力負けにも思える内容だったことが不安として先立ち、あまり今回についても自信が持てないところです。


相手関係

  • インヘリットデール

現級勝ちがあり、1600万下でも3着、4着。降級後も2着、4着と安定。

  • センテリュオ

2走前の500万下勝ち時計がかなり優秀で、ローズSも0.7差の7着。既に現級では力上位で血統的にもここからどんどん良くなっていきそう。

  • テーオービクトリー

降級馬。4走前は1600万下で1番人気に推されていた実力馬。ムーア怖い。

  • モーヴサファイア

手術明けは2着→1着→2着と成績が安定。

  • レイズアベール

こちらも昇級後、3着→2着と安定、特に前走は勝ち馬とハナ差で勝ち上がり圏内。


幸いなのは、先週の京都開催のタイムを見るにあまり時計の出やすい馬場ではないということ。少頭数のレースが多かったためペースが流れにくかったものあるかもしれませんが、時計勝負は避けたいベルローズにとっては有利に働きそうです。
出世レースらしくかなりメンバーが揃いましたから、ここで一発を狙うとしたら「スローの瞬発力勝負」に賭けるのが一番現実的かなと思います。尤も新馬のようにはいかないでしょうが。今回特に行きたい馬もいなさそうなので、先行脚質の有力馬が牽制しあってくれて、固まりで直線に向けばワンチャンあるかな?なんて思っています。

あとは、初めての遠征競馬となることですね。
東でレースしていてもいつもパドックではうるさいですから、輸送でさらにテンションが上がるようなことになると増々厳しくなると思います。そのあたりは陣営が一番わかっていることで、ちゃんとケアをしてくれるでしょうから後はお任せするだけです。

ブックの印もかなり薄いので、20倍弱の6番人気くらいになるかと思いますが、その分ダービージョッキーには気楽に、あくまで勝ちに行く競馬に徹してもらえればと思っています。もしかすると限界を露呈してしまう結果になるかもしれませんが、その不安を裏切ってくれるような走りを期待したいですね。

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