うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

【レース展望】クラシック出走に向け重要な一戦

今週土曜のエルフィンステークスにレッドベレーザが出走します。11月にフェアリーSで5着して以来のデビュー3戦目。今回は過去2走から1F延長してのマイル戦です。

1週前近況

19.01.24 : 栗東:石坂正厩舎

調教メニュー:角馬場
助手「今朝は角馬場でハッキング調整。追い切り後も歩様は特に問題ありません。飼い葉は食べてはいるものの、先週より減って426キロでした。前回もこのような感じで何とかレースでは維持できていたので、胃潰瘍薬も投与しながら馬体維持に努めます。背中の感じは先週より良くなっているとの獣医師の話だったので、明日も低周波治療に連れていくことにしています」 


19.01.23 : 栗東:石坂正厩舎

調教メニュー:角馬場→CWコース
CW 助手 82.6-68.0-54.0-41.1-12.5 一杯
外プレガリア一杯を6Fで0.8秒追走3F併せで0.8秒先着
助手「今朝はCWコースで追いました。直線併せ馬が早々に脱落してしまったのですが、1頭になってからもしっかり伸びていましたし、ゴール板を過ぎてからも止まらないくらい余力があり、息遣いに太め感は感じませんでした。やはり乗り味はとてもいい馬です」 

(東サラさんHPよりhttps://www.tokyo-tc.com/syozoku/redmedousa16/

 1週前追切では僚馬を追走し先着。脚色は「一杯」となっていますが、ブックでは「馬也」でしたし、このタイムで余力があったというコメントからも、調教自体は頗る順調にこなせている感じです。ただ依然として体は増えてきませんね。元々飼食いはあまり良くない馬ですが、この様子だと過去2走と同様(422kg)かそれ以下でのレースも覚悟しないといけないかもしれません。調子面では少し不安が募ります。

 

相手関係

 netkeibaの現時点での想定オッズは以下の通り、

人気 馬名 予想オッズ

1 アクアミラビリス 3.3

2 ノーブルスコア 4.0

3 レッドベレーザ 5.3

4 フィブロライト 6.0

5 グレイスアン 7.0

6 イルヴェントドーロ 7.9

7 ブランノワール 9.8

 毎度参考にならない想定オッズですが、混戦模様ということは間違いなさそうです。

この中で怖い相手としては、以下のあたりでしょうか。

 

  • アクアミラビリス(M.デムーロ)

新馬戦を余裕の手ごたえで着差以上の完勝し、続くフェアリーSでは1番人気に推された実力馬。直線での追い比べで敗れての5着でしたが、重賞で0.2秒差なら力を示したといえるでしょう。京都は姉も好成績を残している舞台で、特に血統面では今の時計のかかる京都の馬場は非常にマッチしそうです。将来的に距離はもう少し伸びたほうが良さそうですが、過去2戦ではかなり前向きな面を見せているので、今のところマイルがベストの距離だと思います。今回も最終的に1番人気になるでしょうが、僕としても一番怖い相手ですね。

  • フィブロライト(北村友一)

1戦1勝馬。ダンビュライトの半妹です。正直エイシンフラッシュ産駒に負ける気はしないのですが、この馬も今の京都がマッチしそうです。前走はペースに恵まれた面もありますが、上り最速の脚で一気に突き抜けています。この馬が気になるもう一つの理由として、ベレーザとレース運びが被りそうなんですよね。先述のアクアミラビリスとは違って、ベレーザが活きる展開になればこの馬も浮上してくるでしょうし、そういう面では気になる存在です。

  • ブランノワール(福永祐一)

 前走は比較的力の要る馬場を2番手から上がり最速の脚で抜け出して、2着に2馬身差つける完勝。三度になりますが、この馬も今の馬場が合いそうですし、前走のようなレース運びをされるとそのままという形も考えられます。調教も坂路中心に好タイムを連発していますし、調子は非常に良さそうですね。余談ですが、この馬は当時のシルク募集馬で圧倒的に一番欲しくて外れた馬。アーモンドアイやプリモシーンに続いて僕の外れた馬が大成する結果になったらメンタル的につらいので、何とかこの馬には勝ちたいのですが、友人の出資馬でもあるので複雑な心境です。

 

 

最後に、相手関係のところで今の京都の馬場に触れましたが、切れ味が武器のレッドベレーザには向かない馬場であることは間違いないでしょう。挙げた馬以外にもグレイスアンやイルヴェントドーロなど有力馬は先行脚質ばかりなので、淀みないペースを作られると追走で一杯になってしまう可能性もあります。それならスローペースである程度の位置からヨーイドンで…とも思うわけですが、そうなるとまた違った敵が現れてきて難しいところです。持ち時計自体はこのメンバーの中でも上位なので、パワー型の馬場でどこまでやれるかですね。

鞍上は浜中騎手。全姉にも乗っていましたし、前走前も短期免許の騎手に乗せるくらいなら浜中Jに乗ってほしいと思っていたので、実力と継続騎乗してくれそう感を天秤にかけたら、ベストに近い選択かと思います。仮に王道路線を行くとして、テン乗りは避けたいので、ここを勝って主戦になってくれたら良いですね。

エルフィンSは、去年のレッドサクヤをはじめ、過去10年でレッドの馬が3勝している馬主と相性の良いレース。オカルトチックではありますが、東サラとしても重視をしているレースであることは間違いないと思うので、そこに配したクラブの期待を背負って頑張って欲しいです。

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