うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

(レース回顧) ダイアトニック 外房特別

ダイアトニックが外房特別に出走しました。

 

パドックでは、イレ込みが激しく発汗が目立ちました。ただ気合乗りはよかったので、それほど状態面は気にならなかったですね。馬体の方は、器の大きさを垣間見せるものの、まだそれに見合った力が付ききっていない感じで、関係者が口をそろえて「良くなるのは先」と言っている理由がわかるような気がしました。
ベストリゾートなんかと比べると完成度の差が一目瞭然でしたし、ヨシノザクラやシャルルマーニュはまとまっていて良く映りました。
余談ですが、ディロスの脚の送りが、どこか引きずるような感じで、初見なので癖なのかわかりませんが気になりましたね。もちろん僕みたいな素人でもかなり気になるのに出してきているからには、競走に問題はないんでしょうが。


そんなパドックを見届け、1番人気の支持もあり、'勝ちを確信して'レースに臨みましたが、結果は3着。
今回の敗因は、「出遅れ」に尽きます。

 

スタートを伸びあがって出た後は、後半まで後方3番手を追走。
半マイルのところで、同じく出遅れたベストリゾートが上がっていき、外に蓋ができてしまいます。
もう少し早く位置を押し上げることができれば結果は違ったかもしれませんが、結局外に出せたのは完全に直線を向いてから。そこから猛追を見せますが、前には及ばず3着でレースを終えています。

 

勝ちタイムは、1:33:1。ダイアトニックは、0.4差の1:33:5でゴールしています。

1000万の時計にしてはかなり優秀ですが、前日のメインが1200mを1:07:0の好時計。オールカマーもレコードタイの決着になっていますから、そもそも相当時計の速い馬場だったことがわかります。

 

ラップ

12.7 - 11.4 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 11.3 - 10.9 - 11.8

ゆったりした入りから道中もそれほど早くならず、かなり前が楽な展開。
1着が逃げ馬、2着が3番手の馬という結果も尤もでしょう。
もしスタートがちゃんと出て、好位につけることができていれば、まず間違いなく勝っていたでしょうね。

その点騎乗に不満がないといえば嘘になりますが、あのスタートだった以上、腹を括って直線勝負にかけた選択も理解できます。仮に出遅れをカバーして道中押し上げていったら、最後垂れていたかもしれません。
ただこの馬の持ち味を生かすには、半マイルくらいでまくり気味に出る決断をしてもよかったのかな、という気もします。結果論ですけどね。

ただコース替わりで内・先行有利だったこと、また展開を考慮すると、後方から外を回して3着に追い込んだ内容は、着順以上に強さを感じさせるものでした。


次走

次走は京都開催でしょうが、敵鞍を探すと以下辺りになりそうです。

  • 10/14(日) 三年坂特別 芝・外1600m
  • 10/28(日) 3歳以上1,000万円以下 芝・外1400m
  • 11/10(土) 宝ケ池特別 芝・外1600m
  • 11/17(土) 3歳以上1,000万円以下 芝・外1400m
  • 11/24(土) 3歳以上1,000万円以下 芝・外1600m

節的にも、一度放牧に出して「10/28(日) 3歳以上1,000万円以下 芝・外1400m」が有力でしょう。

元々切れ味で勝負する馬ではないにも関わらず、外から追い込んで上がり最速。
やはりこのクラスでは力が違う印象を受けました。出遅れなければ…とも思いますが、スタートを含めて実力ですので今回は仕方ありません。

かなり悔いが残る結果になりましたが、同時にまだ底も見ていないので、次も確勝級だと、楽しみにしています。クラブ、陣営的には番組の幅が広いマイル路線で行きたいのでしょうが、今日のパドックの様子を受けて、改めて1400m以下で見てみたいと思いました。↑で予想した舞台は500万下を圧勝しているところですし、ぜひここを使って飛躍してほしいです。

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