うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

(レース展望) レッドベレーザ ファンタジーS(GⅢ)

出資馬レッドベレーザが、ファンタジーS(GⅢ)に出走します。

新馬戦は、道中徐々に押し上げていってラスト1Fまで落ちない11.7 - 11.8 - 11.6のラップを外から差し切る好内容。道中外を回ったことで他馬に起因するロスは受けなかったものの、余分に距離を走ったわけですから、相手関係で力が上位だったといってよいと思います。前走競り勝ったコルデトゥリーニも、仕上がりの早い血統で、実際その後の未勝利を楽勝していますし、決してレベルが低い一戦だったわけではありません。特別目立つ脚を使ったわけではありませんが(3着馬が終始インパクトを残したので…)、高い瞬発力を見せる格好になりましたから、同じ場、距離でも外回りに代わることはこの馬にとってプラスに働くでしょう。

鞍上は、この週から短期免許で来日するC.デムーロ騎手。去年のこのレースをベルーガで勝っていますし、この舞台に対しては良いイメージを持っているはずです。テン乗りになるのは、後々のことを考えてもあまり良くはありませんが、この一戦に注力という意味では、心強いのは言うまでもありません。

 

相手関係

相手として怖いのは以下のあたり。

  • ダノンファンタジー

新馬ではグランアレグリアから2馬身差の2着。ただ3着に3馬身半、それ以降に9馬身差をつけていて、自身も東京マイルを新馬としては破格の1.33.9で走破しています。前走はタイムこそ平凡ですが、騎手がビジョンで差を確認する余裕を見せ、持ったまま圧勝したわけですから、現時点で世代トップの力を持っていることは疑いようがありません。今回も1番人気は間違いありませんし、2倍台前半、もしかしたら1倍台もあり得るかもしれません。当然のごとく最も怖い一頭です。

  • ベルスール

前走は新潟の1400mで好位から最後まで脚色が衰えることなく勝利。2着が(このレースは勝ちに行く競馬ではなかったとは言え)次走でちゃんと勝ち上がったユナカイトですし、その馬に3馬身半差をつけ楽勝したのは素直に評価できるでしょう。姉は2歳で重賞を勝っていますし、その姉に比べより早熟気味に振れているとくれば、ここでも警戒しないわけにはいきません。脚質的に反する馬ですから直接対峙するわけではないでしょうが、スピードの絶対値の高さが怖いですね。

  • ジュランビル

前走はオープン特別で外を回ってクビ-クビの差のない3着。父キンシャサは昨年の勝ち馬と同じですし、舞台相性は良いでしょう。血統的に奥深さは?ですが、仕上がりが物を言うこの時期にあっては、完成度の高さで重賞タイトルをつかんでも不思議ではありません。

 

各紙の印

印は以下の通り

○▲○▲▲○

▲▲△▲◎-▲

概ね3番手評価といったところでしょう。当日の人気もダノンファンタジー、レーヴドカナロアに次ぐ、3番人気になりそうです。

 

これまで何度か出資馬が重賞に出てきましたが、戦前の心持としては、一番手ごたえがあります。もし勝てれば、いや勝てなくても2着に入れば、阪神JF、そして桜花賞への切符を高い確率で手に入れることができるでしょうから、最低2着に入ることを期待して、土曜を待ちたいと思います。

 

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