落胆からの光明が差したダイアトニック
三鷹特別にシルクのダイアトニックが出走。結果は1番人気2着でした。
パドックはちゃんと見ていたわけではないですが、いつもよりはうるさくない、逆に言うと気合乗りに乏しい感じ。あとは月岡温泉の時と比べると毛艶がさえず、馬体が黒ずんで見えました。
レースですが、懸念していたスタートは普通に出てくれてまずは一安心。そのまま6番手のポジションを取りますが、戦前の予想通り12が逃げの一手を打ちます。期待していた通りハイペースの流れ。
12.2 - 10.8 - 10.8 - 11.2 - 11.5 - 12.1 - 11.6(33.8-35.2)
ただ残り1Fまではグランドボヌールのラップで、後ろを離しすぎていたということもあって、後続にとってはMペースくらいだったかもしれません。ダイアトニックは直線残り2Fのところからグランドボヌールを捕えにでますが、終始同じ位置にいたデスティニーソングに内から掬われ、またまたの2着に敗れています。
レース展望で、
仮に「東京・芝1,400 タイムトライアル」があったら間違いなく優勝できることでしょう。ただそれも「競」馬。展開含め、他の馬に影響されて勝てないならまだ上に行ってやれる力はないのかもとも思います。
と書いていますが、今回はまさにタイムトライアルと言っても良いレース。グランドボヌールが敷いてくれたレールを後ろの12頭が走った形で、直線でダイアトニックが先頭に立った時点で他馬はついてこれないと思っていましたが、勝ち馬と同じ上がりで負けてしまいました。最後までしっかり走れていますし、時計勝負なら負けないと思っていましたので正直ショックは大きかったですね。しかも負けたのが1000万で足踏みしていたデスティニーソングということで、底を見せた感もありつらかったのですが、驚いたのが勝ちタイム。1000万下としては破格の1:20.2。ありがたいことに、ちょうど同週に格上の同条件レースが複数あったので比較してみました。
格上同条件レースのタイム比較
【ダイアトニック】
— うまばなし (@umabanashi) 2018年11月11日
三鷹特別の上がりはグランドボヌールが作ったもので参考外として、
▫︎奥多摩S:1:20.4(差33.1)
▪︎オーロC:1:20.2(追33.0)
(勝ち馬のポジション&上がり)
でどちらに出ても勝ち負けできてた内容。自分の形で勝てなくて残念だったけど、あまり悲観しなくて良いかも。
翌日で、夜間帯に雨など降っていないため、馬場差は考慮していません。
- 奥多摩S(準OP):1:20.4
勝ち馬:ドーヴァー(4角6番手群・差し 上がり33.1)
- オーロC(OP):1:20.2
勝ち馬:ロワアブソリュー(4角後方3番手群・追込 上がり33.0)
ダイアトニックは、好位差しで勝ち馬とタイム差無しの1:20.2(33.2)ですから、字面だけ見ると、仮に奥多摩Sに出ていたら1着、オーロCに出ていたら1着か2着に入っていたことがわかります。つまり今日の結果を三鷹特別の出走馬に照らし合わせると、上り最速タイの上位3頭(20.2:デスティニーソング、ダイアトニック/20.4:ライラックカラー)はOPのメンバーに交じっても勝ち負けできるだけの実力を持っているといえると思います。
今日の競馬を終えて分かったことですが、今回のレースに関して言えば、デスティニーソングが思ったより強かったということで負けを認めるほかないかと思います。ただ同時に、その勝ち馬と同等に走れたことも誇って良いかと思います。
今後に関しては例によってまた放牧でしょう。これまでの成績から見るに、以下の仮説が…
- 遠征が良くない
→ 関東圏でレースをしたときは、0-2-1-1と4戦全敗。逆に関西圏のレースは2戦2勝。輸送があると、ダイアトニック自身も気合が入りすぎているような気が。
- 左回りが良くない
→ 0-2-0-1と3戦全敗。左回りだと内にささるようなところがあり、ジョッキーも追いづらそう。
右回りと左回りで成績に顕著な差があるわけでもないですし、左回りでも及第点以上の走りは見せてくれていますが、上記を鑑みると関西圏でレースに出ていくほうが良いのかなと思います。必然的に右回りになりますしね。500万を勝った時のように、自分でレースを支配できるのが理想なのですが、クラスが上がるにつれそれも難しくなっていくでしょうし、まずは適した舞台で1000万卒業を決めたいところですね。年内にもう1走あるかどうかというところだと思いますが、次こそという想いで、引き続き期待しています。