うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

字面所感④ - シルク17募集馬

次はハーツクライ産駒。

 

サロミナの17

母8歳時の4番仔。母は独オークス馬で祖母Saldentigerinも独オークス3着、オイロパ賞2着の実績馬。また母の妹サンタフェチーフは中央3勝でGⅡでも掲示板に載っています。上はすべてディープをつけており、当馬は初のハーツクライ産駒。OBですが母系が優秀なので、いわゆるハーツの定石配合に適っていなくとも決して悪い配合ではないでしょう。ただほぼ間違いなく成長タイプは晩成。年末年始デビューから5月末の府中ターフで待ってます。皐月賞?なにそれ?

 

ペンカナプリンセスの17

母15歳時の仔。母は英重賞馬で愛1000ギニー2着の実績もあります。産駒に重賞馬こそいないもののダノンジェラートとトリコロールブルーが中央5勝、ワールドインパクトもGⅡ2着の実績があり、かなり優秀な母親です。当馬の全姉は中央1勝どまりですが、ハーツクライ×Nureyev はかなり相性の良い組み合わせですし、Lyphardの父母クロスもリスグラシュー、タイムフライヤー、アドマイヤミヤビを出していて、ハーツ産駒の傾向に対してより瞬発力に磨きをかける配合になっています。堅実な血統ですし、この馬もサロミナ同様期待大ですね。サロミナに比べると距離は短めが良さそうで、その点棲み分けもできそうな気はします。

 

マンビアの17

 母9歳時の仔。母は仏の重賞馬。3代母Atlantic Blueの仔からはちょくちょく海外重賞馬が出ていて、4代母Hail AtlantisからはStormy Atlanticが出ておりますが、マンビアの兄弟やその子供には特に活躍馬はいません。ただ当馬の一つ上のKingman産駒の兄はセレクトで9000万以上の値がついています。当馬のボトムラインは先ほどのペンカナプリンセスとかなり似ていますが、こちらは母父アルデバランⅡになりますので、より仕上がりは早く、また距離も短くなりそう。芝のマイルが主戦場となりそうです。可もなく不可もなくといった感じでしょうか。

 

ポーレンの17

母12歳時の仔。母は愛の重賞馬。産駒はムーンライトナイト、シーザウェイクリア、そして当馬と3年続けてシルクで募集されています。ムーンライトナイトの募集時はあまり人気がなく、結局満口にならなかった記憶がありますが既に勝ち上がってますし、シーザウェイクリアは一度募集取り下げになりながら追加募集で再度リストに載り、かなり人気になりました。父母でヘイローをクロスするハーツ産駒にはシュヴァルグランやワンアンドオンリーといったGⅠ馬がいますし、それを内包するOrpenも悪い組み合わせではないでしょう。1次満口になるような馬ではないでしょうし、様子見できれば良いですね。

 

<