うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

字面所感⑦ - 東サラ17募集馬

チャームドヴェールの17

母7歳時の初仔。母は中央1勝馬ですが、兄弟にリルダヴァルやヴォルシェーヴなど重賞で活躍した馬がいます。特にヴォルシェーヴは全弟にあたります。ウインドインハーヘアに繋がる名牝系なので、そのボトムラインを支えにタートルボウルがどこまで頑張れるかといったところ。肌馬の質に対してここまでひどい体たらくぶりを示しているのは否めませんが、もう亡くなってしまっているので、父の汚名を返上する活躍が出来れば良いですね。それだけの血統ポテンシャルはあるはずです。父の血を繋ぐという面では、気が早いですがウインドインハーヘア系の繁殖牝馬の母馬優先権を持てるというメリットもあります。果たして「母父タートルボウル」が魅力的かどうかは分かりませんが…。

 

エポカブラヴァの17

母13歳時の仔。母の兄弟に米重賞馬がいますが、他にこれといった活躍馬はいません。当馬の兄レッドゲルニカは中央で6勝を挙げている実力馬ですが、ディープで全然走らず、ネオユニやカジノドライヴをつけたらかなり走っているのがこの血統の特徴。一つ上の兄も良く言えば雄大な、悪く言えば重さと緩さが垣間見える馬体をしていますので、少し話はそれますがこの母系の持ち味を存分に生かすなら素直に米ダート血統を持って来て仕上がりの早さとパワー、スピードに全振り方が良さそうで、日本供用馬だとパイロやシニミニが面白いと思ったのですが、一つ下はシニミニの牡馬なんですね。これはかなり魅力的です。話は戻って当馬の父はリアルインパクト。結果が出なかったディープの孫ですし、父の種馬としての能力も未知数ですので、来年の弟に想いを馳せ、この仔はパスです。

 

リュポメルーの17

母6歳時の初仔。母は仏で3勝と普通の馬でしたが、祖母Star of Akkarは仏重賞3勝、オークスでも2着に入った実績馬です。当馬の見どころは何と言っても父Golden Horn。英ダービー、エクリプスS、愛チャンピオンS、凱旋門賞とG I4勝、2着2回の実績をもつ名馬です。これまでCape Crossを父にもつ種牡馬でその産駒が日本で走っている馬としては、ベーカバド、シーザスターズなどがいますが、いずれも種付け頭数や肌馬の質を考えるとまずまずの成績です。相性は分かりませんが、激レアかつ能力の裏付けもあるので、人と違う馬を持ちたい方にはオススメかもしれません。僕は結構そういうの好きなので、出資云々に関わらず注目したい1頭です。

 

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