字面所感⑥ - 東サラ１７募集馬

レッドオーヴァルの１７

母7歳時の初仔。母は重賞勝ちこそ無いものの、桜花賞2着、スプリンターズS3着と短距離～マイルで馴らした実績馬です。兄には安田記念勝ち馬のストロングリターンや、同じく短距離中心に中央で5勝を挙げたダイワマックワンがいます。当馬はエピファネイア産駒ということで、父母両方にとっての初年度産駒となるわけですが、安田記念レコードホルダーを生んだシンクリ×コートアウトの組み合わせが、シーザリオとディープインパクトを介して孫世代で相見えたとなれば、こんな豪華な血統はそうそうありません。字面的には申し分ないですし、だからこそ母を持っていない僕にとって'最優先'だけの装備で立ち向かうのはリスクが大きすぎるので静観です。

レッドソンブレロの１７

母5歳時の2番仔。母は未出走ですが、由緒正しきスカーレット一族で、兄弟にはヴァーミリアン、サカラート、キングスエンブレム、ソリタリーキングと重賞馬が目白押し。近親にもダイワメジャー 、ダイワスカーレットがいます。当馬はエピファネイアとの配合になるのですが、この超一流ダート一家に入って、どういう化学反応を示すのか興味があります。スカーレットレディの血統だけではダート特化という感じは全くしないので、牝系のパワーがエピファネイアのスピード、スタミナと調和すれば芝の大物にもなれる、そのポテンシャルはありそうです。血統の良さはお墨付きですので、芝かダート、どちら向きに出るのか含めて、両方で高みを目指せるかなり面白い馬だと思います。

レジェンドトレイルの１７

母14歳時の仔。母は未出走ですが、母の姉妹にはマイルCSをはじめ重賞6勝を挙げたシンコウラブリイ、京都牝馬Sを制し、母としてもコディーノやチェッキーノを出したハッピーパスなどがいます。それ以外にもハッピートレイルズのラインからは複数の重賞馬、重賞好走馬が出ており、かなり活力があります。当馬はキンシャサ産駒ですが、フジキセキ産駒の3/4姉がダートで3勝を挙げているのは良い傾向です。キンシャサもかなりダートは走りますから、マイル～中距離のダートでコツコツ稼いでくれる子になりそう。コスパを考えたらかなり魅力的な1頭です。

レッドエルザの１７

母7歳時の3番仔。母は未勝利ですが、母の全兄はBCターフなど米G Iを6勝している名馬English Channel。当馬はヴィクトワールピサ産駒ですが、ディープ産駒の兄は新馬勝ちから重賞でも4着に入っており、かなり能力はありそうです。母父ミスプロ系も父母でのミスプロクロスも、後者はナムラシングンがいるもののあまり相性の良い組み合わせではありません。そこを差し引いてもこの母系の力に頼るのは全然アリですし、ある程度活躍すれば将来的には母馬優先権も見据えられますから、様子見前提で出資候補に入れたい一頭です。