うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

字面所感⑤ - 東サラ17募集馬

レッドメデューサの17

母8歳時の4番仔。母は未出走ですが、2代母Catchascatchcanはヨークシャーオークスの勝ち馬、母の兄Antonius Piusは各国のG Iで好走歴があります。レッドランディーニはその斬れ味が身上で、ベレーザも馬体を見るに同様のタイプになるでしょうが、元々母方はスピード色がかなり濃いので、当馬は父がダイワメジャー に変わることでスピードで押し切るタイプになるかもしれません。ただ血統的にも気性的にも距離はマイル以下になりそうです。 

 

アンリミテッドバジェットの17

母7歳時の2番仔。母は米G II2勝馬で、ケンタッキーオークス3着の実績もあります。当馬はオルフェーヴル×ストリートセンスの組み合わせ。父とミスプロ系の配合は初年度からエポカドーロを出しており、相性が良い配合と言えそうです。エポカドーロの母ダイワパッションは、フォーティナイナー産駒にも関わらず芝の重賞で2勝を挙げており、その点が血統も実績もダート特化の当馬には気がかりですが、それでも注目しないわけがありません。個人的には今年のオルフェ産駒3頭の中で一番そそられます。

 

 

アドマイヤリッチの17

母19歳時の仔。母は現役時代中央で6勝挙げており、オープンまで登りつめています。レースのラインからは重賞馬こそ出ていませんが、中央4、5勝馬がごろごろ出ており、安定感のある系統と言えそうです。当馬の兄弟もレッドソロモン、レッドオリヴィアなどが中央で複数勝利を挙げております。当馬はルーラー×サンデーのベタな組み合わせ。母父サンデー、父母でミスプロクロス、母がRaise a Nativeクロス持ちのルーラー牝駒にはシルクのインヘリットデールがいます。全体的に良さそうな印象ですが、キンカメ産駒の姉2頭が中央でさっぱりだったのが気になります。

 

リメレンスの17

母13歳時の仔。母は仏のローカル重賞で好走しているようですがよくわかりません。母のいとこにリッスンがおり、そこからタッチングスピーチ、ムーヴザワールド兄弟が出ています。他にもHenrythenavigator等各国の重賞馬が出ており、牝系としては申し分ありません。ディープ×ミスプロで結果が出ているので、母父Storm Catのキズナとミスプロもまず相性は良さそう。足りないところもきちんとニジンスキーで補完しており、兄弟成績が振るわない点だけが気がかりですが、かなり面白そうな馬ですね。

 

ストゥデンテッサの17

母10歳時の6番仔。母はアルゼンチン産でアルゼンチンのG I馬です。近親の活躍もよく分かりませんが、血統自体はゴリゴリのアメリカン血統で、母系に米ダート色を取り込んだOBで父の産駒としては異次元の切れ味を発揮したジャスタウェイと血統面の親和性は高そうです。兄弟はキンカメの姉が2勝、ディープの姉が1勝を中央で挙げているのみでイマイチぱっとしませんが、今回はデビューできれば母の産駒として初の牡馬(15年産の兄は未デビュー)。本当になんとなくですが、父の初期産駒として大爆発の可能性があるような気がしています。

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