(シルク募集馬検討⑧) ラトーナ → マザーロシア
ラトーナ17
父:ディープブリランテ / 母父:Dansili
厩舎:和田 正一郎(美浦) / 一口価格:3.6万(1800万)
ラトーナの17 | シルク・ホースクラブ - Silk Horse Club(シルクHC様HPより)
馬体(★★★☆☆)
かなり前傾している立ち姿。全体的に線が細く、トモが弱そうなところが気になります。肩肘まわりの造りは良いです。ただ動画は静止画の非力さを払しょくする力強い歩様。後肢は飛節の伸びが良く、踏み込みもかなり深いですし、肩肘の可動域もかなり広い。素晴らしい動きだと思います。
体高 胸囲 管囲 体重 ⇒ 150.5 175.0 20.3 422
血統(★★★☆☆)
母もシルクの馬で中央1勝馬。その子供もこれまですべてシルクで募集されています。牝系は遠いところに去年の凱旋門賞で好走したユリシーズなどがおり、その他も基本的に欧州で活躍しています。ディープブリランテの産駒は、セダブリランテスやリカビトスなどノーザン系の小口クラブに活躍馬がいて、他にもラプソディーアやディーパワンサなど牝馬に活躍馬が多いイメージ。それらの馬からは少し早熟の気が見られますが、低価格の馬にしては心強いサンプルだと思います。
総評
軒並み価格が高騰している中、2000万円を切る募集額はそれだけで魅力ですし、馬もかなり良いと思います。所縁血統ですし、1次で満口になる可能性もありそうですが、そうでなくても一般募集が始まればすぐ完売になる馬でしょう。
カラヴィンカ17
父:ゴールドアリュール / 母父:Bernardini
厩舎:田島 俊明(美浦) / 一口価格:4万(2000万)
カラヴィンカの17 | シルク・ホースクラブ - Silk Horse Club (シルクHC様HPより)
馬体(★★★☆☆)
バランスは悪くありません。白くてわかりにくいですが、ダート馬ならもう少しトモをはじめとした迫力がほしかったところです。僕はあまり繋ぎを気にしていませんが、血統からは間違いなくダート馬な割に、前の繋ぎがかなり寝ていますね。動画は前進気勢があり好感。硬さはダート馬と考えれば気になりませんし、筋肉の収縮が良いです。ただ右前がかなり内向しているのは気になります。
体高 胸囲 管囲 体重 ⇒ 152.0 171.0 20.1 405
血統(★★★★★)
母の半兄にアメリカで14~16年までリーディングサイアーに輝いたダートの大種牡馬Tapitがいる血統。母父もA.P. Indy系のBernardiniで父ゴールドアリュールとくれば、間違いなくダートの中距離が主戦場となる馬でしょうね。アドマイヤセプターとかロザリンドとか芝の超良血に比べると多少地味感はありますが、それでも紛れもない超良血です。
総評
馬自体は中~中の上という感じですが、この血統はかなり惹かれるので出資候補の一頭にしたいです。
マザーロシア17
父:ゴールドアリュール / 母父:Mayakovsky
厩舎:池上 昌和(美浦) / 一口価格:3.6万(1800万)
マザーロシアの17 | シルク・ホースクラブ - Silk Horse Club(シルクHC様HPより)
馬体(★★☆☆☆)
軸が弱い立ち姿です。ダート馬と考えると全体的に非力感が先だっています。ただ肌感やシルエットはかなり良いので、遅生まれの成長力に注目です。動画は一生懸命歩いているけど気持ちに体がついて行けない感じ。早く進もうとするが故、前脚主導の歩きに後肢がちょこちょこついていっているだけに見えます。
体高 胸囲 管囲 体重 ⇒ 145.0 167.5 20.0 397
血統(★★★★☆)
母は北米で7勝。半兄のTapit産駒ゴールデンバローズは出始めのころダートでクッソ強かった印象がありますが、なんやかんや中央で5勝を挙げ、未だOPで人気になるくらい頑張っているんですね。当馬は父ゴールドアリュールのOB型。母方に米ダートの快速の血が詰め込まれているので、もうちょっと重めな血がほしかった感はありますが、牝馬ですしこれでいいんでしょうか。こちらも紛れもないダート良血馬です。
総評
5月生まれなので仕方ない面はありますが、正直馬自体には物足りなさがあります。ただやる気には溢れていそうで、出資はしないが応援はします。