レジュールダムール17評価
これまで数頭を記事にして、早速ですが評価の基準を変更したいと思います。これまでは①静止画②動画③血統④環境の4分野に分けて評価して来ましたが、今後は①②を合わせた「馬体」と③血統に絞り、更に8:2くらいのウエイトを置いて評価したいと思います。評価の仕方は①を80点満点、③を20点満点の合計100点満点で当面は評価していきますが、まだ試行錯誤の段階なのでやっていきつつ変えていくかもしれません。
というわけで、早速この評価基準で続きを書いていきます。
レジュールダムールの17
父:オルフェーヴル
母:レジュールダムール(Kingmanbo)
馬体
50/ 80
測尺 (体重/体高/胸囲/管囲)
≫ 414 152 168 19
バランスも軸もしっかりしているが力強くは見えない不思議な馬体です。背中も悪くはなく、トモの容量もある程度はありますが、筋肉のつき方は良くありません。脚の造りから故障のリスクはそれほど高そうには見えませんが、管囲が19cmしかないのは気になります。募集時の写真を見る限り皮膚が厚く毛艶は良くなく、体質にも不安あり。繰り返しになりますが全体的に力強さに欠けます。芝馬でしょうね。
血統
12/20
母10歳時の4番仔。母は現役時代に中央で3勝を挙げています。3代母のAngelic SongはDevil's Bag(タイキシャトルの父)、Glorious Song(Rahy、Singspielなどの母)の全妹という超絶良血馬。そこにSadler's Wellsをつけて生まれた2代母フェアリーバラードからもグラッツィアやスーパームーンが出ており、牝系としては何も言うことがありません。当馬はNureyev≒Sadler's WellsからNDとSpecialのクロスが発生していますが、NDテイストが濃いオルフェーヴルは母がNDアウトの方がよいという見立てがあり、実際初年度産駒で活躍した馬はみな母がNDをクロスしていない馬です。Special持ちも悪くはないですが、Specialクロスはこれまでいませんし、さすがに少し濃すぎるような気もします。どうでしょうか。
どこか致命的に悪い部分は無いですが、逆に大物感もないですし、普通の馬かなといった印象。やっぱりこの血統には大物感を求めたいですし、個人的にはパスですかね。