うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

字面所感③ - 東サラ17募集馬

次はNo.11~15を見ていきます。

 

アクアシャンデリアの17

母9歳時の5番仔。母は中央未勝利です。3代母Last Secondは英&愛重賞で勝ち鞍があり、その子供Aussie Rulesは仏2,000ギニーの勝ち馬です。2代母ショウダウンの子供たちも東サラで何頭が募集されており、レッドエルディストは青葉賞2着、神戸新聞杯3着の実績がありますが、当馬の兄弟は未だ中央未勝利。スピルバーグ×ショウダウンならLyphardの5×5×4で素直に芝向きのスピードを活かせるような配合だったと思いますが、アクアシャンデリアからGalileo - Sadler's Wellsを継いでサドラーの3×4になったところがどう出るでしょうか。

 

ボールルームの17

母9歳時の5番仔。3代母Legend Makerは仏重賞馬で、2代母Virginia Watersは英1000ギニーの勝ち馬です。当馬はミスプロの4×4とSadler's Wells≒Nureyevの4×5×4を持っていますが、これがスピルバーグ(トーセンラー)の血とどういう調和を見せるのか、ひとつ前のアクアシャンデリアもそうですが、まだサンプルが皆無なのでよくわかりません。

 

ココロチラリの17

母8歳時の2番仔。母は中央1勝馬で、最下位ではありますがジェンティルが勝ったオークスに出ています。当馬でまず目につくのはサンデーサイレンス=マイライフスタイルの3×3。兄はさらに濃い2×3となっていますが、母母と母父のスピードを最大限に生かすにはダノンシャンティの方がしっくりきますし、Haloも3本入っていて良くも悪くも結構チャレンジングな配合だと思いますが、個人的には好きです。欲しいかどうかは別の話ですが。

 

シルバーフォックスの17

母9歳時の4番仔。半姉のロードカナロア産駒2頭はともに東サラ所属馬です。2代母ビーポジティブは名繁殖トゥザヴィクトリーの全妹。牝系からはこのトゥザ一族のほか、サイレントディールやデニムアンドルビーも出ており、日本を代表する牝系となっています。母の父はクロフネですが、これまでお決まりのキンカメ系をつけてきたところからうって変わり、当馬はカジノドライヴ。因みに一つ下もカジノドライブなので、当馬の出来が良かったのかもしれません。しかしカジノドライヴ×クロフネという組み合わせは意外と良くなく、そもそもデピュティミニスターをクロスしたカジノドライヴ産駒は全く走っていません。素人視点からはダート中距離向けの相乗効果を生みそうで好相性に思えますが意外でした。ちょっとこの傾向からは進んで欲しいと思えませんね。

 

モナリザの17

母15歳時の10番仔。母は愛オークス3着をはじめ、欧州GⅠで好走歴があります。近親にはオペラハウスなどもおります。当馬はFrankel産駒。まず希少性がかなり高いですね。これまでFrankel×Storm Bird系からは少ないサンプルながらモズアスコットが出ておりかなり注目でしょう。更にGiant's Causewayで絞ると既デビュー馬が2頭おり、いずれも勝ち上がっています。ただしダートです。Frankel牝馬は気性に難を抱えやすいイメージがあるので、それがどう出るかですが、この機会を見過ごすのも勿体ない気がしています。

 

次はNo.16〜20を見ていきます。

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