うまばなし

アーモンドアイで500/671口の抽選に落ちた人生の敗者

字面所感② - 東サラ17募集馬

引き続き東サラNo.5~10です。

 

ラグジャリーの17

母19歳時の12番仔。兄ショウナンマイティは産経大阪杯の勝ち馬で安田記念2着の実績もあります。ゴーフォザサミットも今年の青葉賞を勝ち、日本ダービーまで駒を進めた実力馬です。このライン以外にも、牝系からは今年のドバイWCを勝利したサンダースノーも出ています。一つ上の兄が同じくオルフェーヴル産駒ですが、未デビューです。サンデー系×Storm Catは全体的に相性が良い組み合わせですが、既デビュー馬でオルフェーヴル×Storm Catの組み合わせは1頭のみ。その1頭が重賞馬ロックディスタウンです。母系に入って良いRibot、Princequillo×2本も受け継いでおり、NDも薄いですので、配合的にはかなり良さそうな気がします。母高齢も個人的にはあまり気にしていませんので、馬体次第では前向きに検討したいです。

 

レッドジゼルの17

母7歳時の初仔。母は現役時代中央で3勝を挙げています。祖母スタイルリスティックも東サラではおなじみの繁殖で、その兄弟には英でGⅠを2勝し、種牡馬として昨年の凱旋門賞馬Enableを輩出したNathanielがいます。当馬は父ルーラーシップでOB型。ルーラー×タキオンの組み合わせはこれまで20頭が出走していますが、相性はまずまず。今年の皐月賞で2着に入ったサンリヴァルもこの組み合わせです。系統レベルで見ても近いところにStorm Catが入る組み合わせは良好ですし、牝系が欧州のスタミナ型ですのでその補完という意味でも良さそう。字面ではかなり注目したい馬です。

 

 ソニックグルーヴの17

 母14歳時の10番仔。母は未出走ですが、父フレンチ×母エアグルーヴというこれまた超良血馬です。この血統ならベタにディープをつけて活躍馬を出せそうなものですが、これまで3頭いるディープ産駒の兄弟は1勝、2勝、1勝とイマイチ振るいません。ただそれも、能力があったものの脚が弱かったという面がありそうで、その点血統表の2列目が同じでも、より骨太なブラックタイドに父が代わるのはプラスに働きそう。尤もこれまで上位種牡馬をつけ続けてきたにも関わらず活躍馬を出せていないことから、そもそもの母の繁殖能力に疑問が残りますが…

 

サイレントクロップの17

 母8歳時の2番仔。母は現役時代中央のダートで2勝を挙げています。3代母のLegacy of Strengthからは当馬の2代母サイレントハピネスをはじめ、スティンガー、アーバニティといった重賞馬が出ています。またサイレントハピネスの全妹ベルモットはスウェプトオーヴァーボードとの間にレッドファルクスを生んでいて、母の全兄には重賞馬サイレントメロディもおり活力のある牝系と言えそうです。当馬はクロフネ×シンボリクリスエスの組み合わせ。同じ組み合わせにOP勝ちの実績があるディーズプラネットがいますが、ダイナカールやバレークイーンといった名牝系の仔でもこの組み合わせで活躍できていないこと、またRobertという括りで見ても際立った活躍馬がいないことを鑑みると、1勝はできるがそれ以上は…といった印象。ダート牝馬と考えてもあまり食指は動きません。

 

ブランシェールの17

母9歳時の4番仔。母は名古屋で1勝を挙げておりますが、中央では未勝利です。3代母Disputeは米の中距離ダートGⅠで4勝の実績があり、その兄弟にはアジュディケーティングがいます。母の兄弟からはレッドオーガーなど出ており、素直に米ダート血脈を活かした配合が良さそうなイメージですね。母はディープをつけているので、この後どう展開していくのか見ものですが、個人的にエイシンフラッシュ産駒は全くいらないのでパスです。

 

次はNo.11~15を見ていきます。

<