字面所感① - 東サラ１７募集馬

次はシルク③としてオルフェーヴル産駒を見る予定でしたが、東サラの募集ラインナップが発表され、募集開始時期も早いので、ここでシルクは一時中断して東サラ募集馬のラインナップを一気に見ていこうと思います。

エリモピクシーの１７

母１９歳時の仔です。この母については今更語る必要もなく、上４頭が重賞馬、重賞未勝利でもＧⅠ３着の実績がある馬が２頭と、スーパーな繁殖牝馬です。しかもこれがラストクロップということでさらに注目度は増しますね。勿論ほしいですが、資金面で手が出ないので、逆に票を集めてくれるとありがたいです。

リュズキナの１７

母９歳時の初仔。祖母Luckyは愛ＧⅢ馬でその全兄キングオブキングスは英２０００ギニー勝ち馬です。当馬はディープ×Storm Catのニックス配合。母母父のSadler's Wellsもこの位置でスピルバーグ、トーセンラー兄弟などを出しており、全体的に非常にバランスの取れた配合だと思います。

ラストグルーヴの１７

母７歳時の３番仔。母ラストグルーヴはディープ×エアグルーヴの超良血馬で、上２頭はいずれもキングカメハメハをつけています。リシュブールもしっかり勝ち上がってますし、同血のヴァナヘイムもかなりの実力馬です。また当馬は牝馬ということもあり、将来の母馬優先という面でも魅力的。 こちらもかなり人気しそうですね。

 レッドレイチェルの１７

 母６歳時の初仔。現役時代は中央１勝の成績ですが、半妹のサザナミは中央で５勝を挙げています。当馬の父はハーツクライ。ハーツクライ配合のお決まりパターンとしては母方にＮＤの強めのクロスがあると良いとはよく言われますが、こちらもNureyev≒Sadler's WellsからＮＤを５×５で供給されており、一応押さえているとは言えます。尚、母系の④Nureyev ⑤Danzig/Mr. Prospectorという構成は、列は違えどヌーヴォレコルトと同じです。Medaglia d'Oroはちょっと重目で微妙ですが、全体的にはまずまずの配合だと思います。

レジュールダムールの１７

 母１０歳時の４番仔。母は現役時代に中央で３勝を挙げています。３代母のAngelic SongはDevil's Bag（タイキシャトルの父）、Glorious Song（Rahy、Singspielなどの母）の全妹という超絶良血馬。そこにSadler's Wellsをつけて生まれた２代母フェアリーバラードからもグラッツィアやスーパームーンが出ており、牝系としては何も言うことがありません。当馬はNureyev≒Sadler's WellsからＮＤとSpecialのクロスが発生していますが、ＮＤテイストが濃いオルフェーヴルは母がＮＤアウトの方がよいという見立てがあり、実際初年度産駒で活躍した馬はみな母がＮＤをクロスしていない馬です。Special持ちも悪くはないですが、Specialクロスはこれまでいませんし、さすがに少し濃すぎるような気もします。どうでしょうか。

以上、初回としてNo.１～５まで見てきました。次はNo.６～１０を見ていきます。